ビデオクリップのオーディオを次のクリップ上まで延長する

1 つのクリップのオーディオを延長して、次のクリップの先頭部分に重ねて再生(L カット)したり、前のクリップの一部に重ねて再生(J カット)したりすることができます。この方法でのサウンドの変更は、芸術的効果を出したり、クリップ間のトランジションを強調したりするなどの目的で使用できます。

ビデオクリップのオーディオを延長または短縮するには:

  1. プロジェクトブラウザで、ポインタをビデオクリップの上に移動し、左下隅に表示されるアクションポップアップメニュー(ギアのアイコン)から「詳細編集」を選択します。

    「詳細編集」が選択されているアクションポップアップメニューのイメージ。

    間にトランジション(トランジションアイコンで示されます)がない 2 つのクリップの間をダブルクリックすることもできます。下の図は、トランジションアイコンのいくつかのスタイルを示しています。

    トランジションエフェクトのアイコンのイメージ

    「詳細編集」が開きます。下部には開始点のクリップ(下の A)、上部には 1 つ前のクリップ(下の B)が表示されます。または、2 つのクリップの間をクリックした場合はそれぞれの側にあるクリップが表示されます。2 つのクリップ間のトランジションポイントは、青い縦線(下の C)で表されています。クリップのうち、この線の左右にある影付きの領域(下の D)は、このプロジェクトで使用しなかった部分を表しています。

    「詳細編集」のイメージ

  2. 「詳細編集」の上部にある「オーディオ波形」ボタン(下を参照)をクリックします。

    クリップの下に、青のオーディオ波形が表示されます。

    「オーディオ波形」ボタンのイメージ。

  3. 以下のいずれかの操作を行います:

    • トランジションポイントの前にあるクリップのオーディオの終点を調整するには、「詳細編集」の上部の波形内に表示されている青い縦線部分の上にポインタを移動し、ポインタがサイズ変更ポインタに変わったら、線を右または左にドラッグします。

      左にドラッグすると、ビデオクリップが終了する前にクリップのオーディオが終了します。右にドラッグすると、次のクリップのビデオの再生中も、そのクリップのオーディオが引き続き再生されます(次のクリップにオーバーラップします)。

      ドラッグすると、次に示すように、青の縦線が切れて、青色の波形の部分だけが移動します。

      線が切れた青色の波形のイメージ

    • トランジションポイントの後にあるクリップのオーディオの始点を調整するには、「詳細編集」の下部の波形内に表示されている青い縦線部分の上にポインタを移動します。ポインタがサイズ変更ポインタに変わったら、線を右または左にドラッグします。

      左にドラッグすると、前のクリップのビデオの再生中にそのクリップのオーディオが開始されます(前のクリップにオーバーラップします)。右にドラッグすると、ビデオが開始されてから、そのクリップのオーディオの再生が開始されます。

      ドラッグすると、上に示したように、青の縦線が切れて、青色の波形の部分だけが移動します。

    • トランジションポイントの前にあるクリップと後に続くクリップの両方のオーディオを同時に調整するには、「詳細編集」の上部または下部(どちらでもかまいません)の波形内に表示されている青い縦線部分の上にポインタを移動します。Shift キーを押したまま、ポインタがサイズ変更ポインタに変わったら、線を右または左にドラッグします。

      青の縦線は切れません。この方法を使用すると、1 つのクリップのオーディオは次のクリップのオーディオが開始されるのと同時に終了し、オーディオのオーバーラップは発生しません。