オーディオまたはビデオクリップ全体の音量を調整する

1. プロジェクトブラウザまたはイベントブラウザで、音量を調整したいビデオクリップの上にポインタを移動し、左下隅に表示されるアクションポップアップメニュー（ギアのアイコン）から「オーディオ調整」を選択します。

   プロジェクトブラウザでは、オーディオクリップでもこの操作を実行できます。オーディオクリップは、次に示すように、ビデオクリップの下に緑色または紫色のバーとして表示されます。バックグラウンドミュージックは、プロジェクトクリップの背後に紫色または緑色の影付きの領域として表示されます。

   

   複数のビデオクリップを 選択 してから、いずれかのクリップのアクションポップアップメニューから「オーディオ調整」を選択すると、音量の調整をすべてのクリップに対して一度に行うことができます。

2. 表示されるインスペクタで、以下のいずれかの操作を行います：

   • クリップの音量を上げたり下げたりするには、音量スライダをドラッグします。

   • クリップを消音するには、スライダを左端まで動かします。

     後でクリップを消音解除するには、クリップを選択し、「クリップ」＞「クリップを消音解除」と選択します。

     「クリップ」メニューは、コンピュータ画面の上部に表示される明るいグレイのバー内にあります。

   • 選択したクリップのサウンドを他のトラック（バックグラウンドミュージックなど）よりも優先させたい場合は、「ダッキング」の横にあるチェックボックスを選択し、スライダを動かして音量（パーセント）を設定します。

     このチェックボックスを選択すると、クリップが再生されている間、ほかのオーディオクリップの音量が下がります。

     

   • すべてのオーディオをオリジナルレベルに戻すには、「オリジナルに戻す」をクリックします。

3. 「完了」をクリックします。

イベントクリップ（ソースビデオ）に変更を加えると、以降、変更したビデオを追加するすべてのプロジェクトにその変更が反映されます。これにはダッキングも含まれます。イベントクリップ内でクリップの音量をダッキングすると、以降、そのクリップを追加するすべてのプロジェクトにダッキングエフェクトが適用されます。

オーディオの調整は、いつでも取り消すことができます。クリップをダブルクリックし、表示されるインスペクタで「オーディオ」をクリックして、「オリジナルに戻す」をクリックしてください。

1. プロジェクトが開いている状態で、プロジェクトブラウザの下にある「オーディオ波形」ボタンをクリックします。または、イベントを選択し、イベントブラウザの下にある「オーディオ波形」ボタンをクリックします。

   

   プロジェクトブラウザとイベントブラウザの青色の波形は、ビデオと共に録音されたサウンドを表しています。プロジェクトブラウザの緑色または紫色の波形は、プロジェクトに追加したサウンドやミュージックを表しています。波形を識別しやすいように、緑色または紫色の波形の左上隅に名前が表示されます。

   

2. クリップ内の音量バー（黒の細い横線）の上にポインタを移動し、次に示すように、ポインタがサイズ変更ポインタに変わったら上下にドラッグします。

   この操作では、クリップ全体の音量が変更されます。クリップを消音するには、バーをクリップの下端までドラッグします。

   

3. 選択したクリップを再生したいときは、クリップの前まで再生ヘッド（赤い縦線）を移動し、スペースバーを押します。再生を中止するには、スペースバーをもう一度押します。

   変更を加えているときに自動ループでプレビューするには、「表示」＞「選択範囲をループ」と選択します。ループを停止するには、スペースバーを押します。

   「表示」メニューは、コンピュータ画面の上部に表示される明るいグレイのバー内にあります。

オーディオ波形を使用してプロジェクト内のオーディオを微調整する方法は、他にもいくつかあります。以下の微調整が可能です：

• 任意のオーディオまたはビデオクリップのうち、選択した部分の音量のみを変更します。

• クリップ内のオーディオがフェードイン／フェードアウトするレートを調整します。

オーディオ波形を使用してオーディオを微調整する他の方法については、次のトピックを参照してください：オーディオまたはビデオクリップの一部分の音量を調整する