テープベース(FireWire 接続)のビデオカメラからビデオを読み込む

録画したビデオを「iMovie」で見たり、そのビデオを使ってプロジェクトを作成したりするには、まず、ビデオカメラから「iMovie」にビデオを転送する(読み込む)必要があります。

ここでは、テープベースのカメラからビデオを読み込む方法について説明します。最良の結果を得るためには、録画に使用したビデオカメラを使用してビデオを読み込み、ビデオの読み込み中はコンピュータ上で開かれているほかのアプリケーションをすべて閉じます。

DVD、ハードディスクドライブ(HDD)、またはフラッシュメモリに記録するビデオカメラ、あるいは動画対応のデジタルカメラをお使いの場合は、次のトピックを参照してください:USB ビデオカメラまたは USB カメラからビデオを読み込む

お使いのカメラが「iMovie」でサポートされているかどうかを確認するには、次のサポートページを参照してください:

「iMovie ’11 サポートされているカメラ」

テープベースのビデオカメラからコンピュータにビデオを読み込むには:

  1. ビデオカメラの電源を入れ、VTR または VCR モードに設定します(モードの名前はカメラによって異なります)。

  2. FireWire ケーブル(ビデオカメラに付属のケーブルまたはその他の FireWire ケーブル)を使ってコンピュータにビデオカメラを接続します。

  3. はじめて高解像度(HD)ビデオ録画デバイスから読み込みを行う場合は、「HD 読み込み設定」ダイアログが表示されます。すぐには HD ビデオを読み込まない場合でも、「大」または「最大」を選択して、「OK」をクリックします。

    この環境設定は、後で実際に HD ビデオを読み込むときに変更できます。

  4. 「読み込み」ウインドウが開かない場合は、「ファイル」>「カメラから読み込む」と選択します。

  5. コンピュータに複数のデバイスを接続している場合は、「カメラ」ポップアップメニューから、読み込み元のデバイスを選択します。

  6. ウインドウの左下にあるスイッチを以下のいずれかに設定します:

    「自動」/「手動」スイッチのイメージ

    • 自動:自動的にテープを巻き戻し、テープの内容をすべて読み込んで、テープをもう一度巻き戻します。

    • 手動:テープを手動で巻き戻し/早送りして、必要な素材だけを読み込むことができます。コントロールを使って、読み込みを開始したい位置でテープを止めます。

      再生コントロールのイメージ

  7. 「読み込み」をクリックします。

  8. 「保存先」ポップアップメニューから、ビデオを保存するディスクを選択します。

    コンピュータに接続されている任意のハードディスクを選択できます。標準(DV)フォーマットで録画された約 1 時間のビデオを保存するには 13 ギガバイト(GB)必要です。同じ長さで高解像度(HD)フォーマットの場合は 40 GB 必要です。このため、読み込むビデオを保存できるだけの十分な空き領域がディスクにあることを確認してください。使用できる各ディスクの空き容量は、ポップアップメニューで、ディスクの名前の横にかっこ書きで示されます。

  9. 読み込んだビデオを「イベントライブラリ」内でどのように整理するかを選択します:

    • 読み込んだビデオを既存のイベントに追加する場合は、「既存イベントに追加」を選択し、ポップアップメニューからそのイベント名を選択します。

    • 新しいイベントを作成する場合は、「新規イベントを作成」フィールドに名前(たとえば、「誕生日パーティー」など)を入力します。ビデオが録画された日付ごとに新規イベントを作成したい場合は、「日ごとのデータを新規イベントに分割」を選択します。

  10. ビデオで手ぶれ補正や人物検出のための解析を行う場合は、「読み込み後に手ぶれ補正を解析」を選択して、ポップアップメニューからオプションを選択します:

    • 手ぶれ補正:ビデオでのカメラの動きを解析して、ぶれている部分がなめらかに再生されるようにします。この処理には時間がかかります。解析するビデオの長さが 1 時間を超えるような場合は、夜間寝ている間やコンピュータを使用しない時間帯に実行することをお勧めします。

    • 手ぶれ補正と人物:ビデオでのカメラの動きを解析して、ぶれている部分がなめらかに再生されるようにします。さらに、ビデオを解析して人物を検出し、後でビデオを絞り込んで人物が含まれる場面だけを表示できるようにします。

    • 人物:ビデオを解析して人物を検出し、後でビデオを絞り込んで人物が含まれる場面だけを表示できるようにします。

    手ぶれ補正のためのビデオ解析は、この時点で行わなくても、後で好きなときに実行できます。人物検出の解析も、後で好きなときに実行できます。

  11. HD ビデオを読み込む場合は、「ビデオを最適化」ポップアップメニューからサイズを選択します。

    ここで選択するオプションは、はじめて HD ビデオ録画デバイスから読み込みを行うときに表示された「HD 読み込み設定」ダイアログで選択したオプション(手順 3 を参照)よりも優先されます。

  12. 「読み込む」をクリックして、以下のいずれかの操作を行います:

    自動的に読み込む場合は、コンピュータをそのままにして席を外し、読み込みが完了した頃に戻ってくることができます。

    手動で読み込む場合は、ビデオの中で必要な部分の読み込みが完了したところで、「読み込み」ウインドウの右下隅にある「停止」をクリックします。次に、読み込みのコントロールを使って次の読み込み開始位置までビデオを進めてから、手順 7 〜 11 を繰り返します。必要なビデオをすべて読み込むまでこの操作を繰り返します。

ビデオは、その読み込みがなされる間、再生されます。ビデオの読み込みには、通常の速度でそのビデオを見るのと同じだけの時間がかかります。HD ビデオを読み込む場合は、それ以上かかる場合があります。