クリップ間にトランジションを追加する, iMovie ヘルプ

ビデオクリップ間にトランジションを追加する

クリップ間にトランジションを追加して、クリップ間の切れ目をつなぎ合わせたり、スムーズにしたりすることができます。クリップをフェードイン／フェードアウトさせたり、クリップをほかのクリップにディゾルブ（融合）させたり、別のクリップ内にズームインさせたりすることができます。

トランジションは、追加するエフェクトと追加先のクリップ間を選択して、プロジェクトに手動で追加できます。または、トランジションが自動的に追加されるように「iMovie」を設定できます。

デフォルトでは、「iMovie」がムービー内のすべてのトランジションを同じ長さにします。標準トランジションは 1/2 秒であり、テーマスタイルのトランジション（プロジェクトにテーマを適用した場合のみ使用可能）は 2 秒です。これらのデフォルト設定は iMovie 環境設定で変更でき、各トランジションの継続時間はプロジェクトに追加した後で個別に調整できます。

参考：トランジションは、その両隣のどちらかのクリップの半分以上の長さには設定できないため、エフェクトに隣接するクリップの長さによっては、プロジェクト内のトランジションがデフォルトより短くなる場合があります。

クリップ間に手動でトランジションを追加するには：

プロジェクトがプロジェクトブラウザで開いている状態で、iMovie ツールバーの「トランジション」ボタンをクリックするか、「ウインドウ」＞「トランジション」と選択します。

トランジションブラウザが開いて、使用できるすべてのトランジションが表示されます。プロジェクトにテーマが設定されている場合は、標準トランジションの上にテーマスタイルのトランジションのグループが表示されます。
トランジションをプレビューするには、トランジションブラウザで各トランジションの上にポインタを置きます。
トランジションを 1 回クリックして選択してから、プロジェクトブラウザで隣接した 2 つのクリップ間にそのトランジションをドラッグします。
トランジションはプロジェクトブラウザではトランジションアイコンで表されます。（アイコンのスタイルの一部は以下の通りです。）このアイコンの正確な外観は、追加したトランジションのタイプによって異なります。

クリップ間に自動的にトランジションを追加するには：

プロジェクトのトランジションが自動的に挿入されるように「iMovie」を設定できます。これによって、プロジェクトに新しいクリップを追加したときはほとんど常に、トランジションが追加されます。プロジェクトにテーマが適用されている場合は、テーマスタイルのトランジションと標準のエフェクトが追加されます。プロジェクト内にすでにトランジションがある場合は、新しいトランジションに置き換えられます。

自動トランジションは、トランジションをプロジェクト全体にすばやく適用したいときに使用すると便利です。ただし、自動トランジションが入になっている場合、トランジションを個別に追加、変更、または削除することはできません。そのため、トランジションをすばやく追加してから編集するには、トランジションを自動的に追加するように「iMovie」を設定してから、自動トランジションを切にします。その後、変更したいものだけを選択できます。

プロジェクトが開いている状態で、「ファイル」＞「プロジェクトテーマ」（「ファイル」メニューは、コンピュータ画面の上部に表示される明るいグレイのバー内にあります）と選択してから、以下のいずれかの操作を行います：
- テーマに合わせたトランジションを含めるには、テーマを 1 回クリックして選択し、続いて「トランジションとタイトルを自動的に追加」チェックボックスを選択します。
  クリップ間に標準的なクロスディゾルブトランジションが挿入され、ところどころにテーマに基づいたトランジションが追加されます。クリップ間のすべてのスペースにトランジションが追加されるわけではありません。
  また、最初のクリップ上にテーマスタイルのオープニングタイトル、および最後のクリップ上にエンドタイトルも追加されます。
- テーマではない標準のトランジションのみをプロジェクトに含めるには、「テーマなし」をクリックして「自動的に追加」チェックボックスを選択し、ポップアップメニューからトランジションスタイルを選択します。
  参考：プロジェクトにすでにテーマが適用されているときに「テーマなし」を選択すると、すべてのテーマ要素がプロジェクトから取り除かれます。
「OK」をクリックします。

自動トランジションを入にすると、プロジェクト内のトランジションをダブルクリックして表示されるインスペクタで継続時間を変更できます。「継続時間」フィールドに新しい継続時間を入力し、その継続時間をプロジェクト内のすべてのトランジションに適用したいかどうかを指定します。

トランジションが隣接するクリップとオーバーラップする時間を設定するには：

トランジションをプロジェクトに自動的に追加するか手動で追加するかにかかわらず、隣接するクリップとオーバーラップする時間を設定できます。この設定は、プロジェクト内のテーマでないすべてのトランジションに適用され、プロジェクトの継続時間に影響を及ぼします。

プロジェクトが開いている状態で、「編集」＞「トランジションのオーバーラップ」と選択してから、以下のいずれかのオプションを選択します：
- すべて - クリップの範囲を維持：2 つのクリップはトランジションの長さだけオーバーラップし、トランジションはオーバーラップする領域の上に配置されます。この場合、クリップの両端の内容は追加されません。プロジェクトの合計継続時間は、トランジションの長さだけ短くなります。
- 半分 - プロジェクト継続時間を維持：トランジションはクリップをまたがるように配置され、トランジションの半分が各クリップをオーバーラップします。この場合、各クリップの内容が端から追加されてトランジションが埋められます。プロジェクトの合計継続時間は同じままです。

特定のトランジションのオーバーラップ設定を変更するには、プロジェクト内のテーマでないトランジションアイコンをダブルクリックします。表示されるインスペクタで、「オーバーラップ」ポップアップメニューからオプションを選択します。