クリップの全体的な音量とオーディオ品質を低下させずに、ビデオおよびオーディオクリップの背景ノイズを減らすことができます。たとえば、屋外の誕生パーティと、上空を飛ぶ飛行機を録音した場合、飛行機の背景ノイズによって、良いオーディオトラックが台無しになる可能性があります。背景ノイズを減らすことで、この問題を解消できます。
オーディオまたはビデオクリップの背景ノイズを減らすには:
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プロジェクトブラウザで、変更したいビデオクリップまたはオーディオクリップ(次に示すような、クリップに追加したアフレコ、サウンドエフェクト、またはミュージックを表す色付きのバー)をダブルクリックします。
表示されるインスペクタの上部にある「オーディオ」をクリックします。
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インスペクタの「補正」セクションで「背景ノイズの低減量」チェックボックスを選択してから、スライダをドラッグしてノイズリダクションの割合(パーセント)を設定します。
ノイズリダクションの割合を 75% よりも大きく設定する場合、クリップに埋め込まれたオーディオの品質や種類によっては、全体的な音量やオーディオの品質が低下することがあります。
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選択したクリップに対する変更を再生するには、プロジェクトブラウザでクリップの左まで再生ヘッド(赤い縦線)を移動し、スペースバーを押します。再生を中止するには、スペースバーをもう一度押します。
インスペクタが開いている間は再生の開始と中止が可能なので、簡単に変更を加えることができます。スライダを動かして再生したら、満足な結果が得られるまで何度もスライダを調整して変更内容を再生できます。
オーディオを元の状態に戻すには、クリップをダブルクリックし、インスペクタの上部にある「オーディオ」をクリックして、「オリジナルに戻す」をクリックします。これはプロジェクトを閉じて再度開いた後であってもいつでも行えます。