ブルースクリーンまたはグリーンスクリーンエフェクトを使用する

均一に照明を当てた無地の明るい緑色または青色を背景にしてビデオを録画し、これを「iMovie」に読み込みます。

録画する際には、最適な結果を得るために以下を行います。

• 背景には、飽和度が高い純粋な緑色または青色を使用します。塗料や生地の場合、使用に最適な緑色は「クロマキーグリーン」とも呼ばれます。最適な青色は「クロマキーブルー」です。

• 緑色の背景で撮影を行う場合は、ビデオの被写体が緑色のものを着用しないようにして、背景以外、撮影範囲内に緑色のものが入らないようにします。青色の背景で撮影を行う場合も同様です。ビデオの被写体が青色のものを着用しないようにして、背景以外、撮影範囲内に青色のものが存在しないようにする必要があります。

• できれば、複数の光源を使って録画する被写体の影を減らします。

• 最後に、被写体がフレーム外にいる瞬間を録画します。これによって、「iMovie」はビデオを重ね合わせるときに何を切り取るべきかを特定できます。

高度なツール が入になっていることを確認します。

グリーンスクリーンまたはブルースクリーンエフェクトを追加したいプロジェクトを開きます。

イベントブラウザ内で、緑色または青色を背景に録画したビデオ（フレーム範囲またはクリップ全体）を 選択 します。

選択したビデオを、プロジェクト内のクリップの上に直接ドラッグし、緑色の追加（＋）記号が表示されたらマウスを離します。ビデオ、無地のクリップ、またはアニメーション化された背景クリップのいずれかにドラッグできます。

表示されるコンテクストメニューで、「グリーンスクリーン」または「ブルースクリーン」を選択します。

グリーンスクリーンまたはブルースクリーンのクリップは、プロジェクト内では、下に示すようにビデオクリップの上に表示されます。

これをクリップ内の異なる場所まで、または別のクリップまでドラッグすると、位置を変更できます。終点をドラッグして長さを調整することもできます。終点をドラッグするには、終点上にポインタを置き、ポインタがサイズ変更ポインタに変わったらドラッグします。

グリーンスクリーンまたはブルースクリーンクリップの領域をより効率的にマスクするには、プロジェクト内でクリップをクリックして選択します（枠線が黄色になります）。ビューア で「切り取り部分」をクリックし、ビューアの上部または下部にあるハンドルをドラッグして、ビデオの被写体をより正確に囲みます。

グリーンスクリーンまたはブルースクリーンクリップ内の強調表示された領域の外側は、すべてピクチャから削除されます。グリーンスクリーンまたはブルースクリーンクリップの再生中に、その被写体が移動する領域は切り取らないでください。

より高品質なエフェクトを生成するには、プロジェクトブラウザでグリーンスクリーンまたはブルースクリーンクリップをダブルクリックしてインスペクタを開き、「最後のフレームを取り除く」を選択します。

この操作は、グリーンスクリーンまたはブルースクリーン素材の最後に、被写体が完全にフレーム外の瞬間を含めている場合のみ機能します。

プロジェクトブラウザで、ブルースクリーンまたはグリーンスクリーンクリップの前の任意の場所に再生ヘッド（赤い縦線）を配置し、続いてスペースバーを押して、エフェクトを再生します。

再生を中止するには、スペースバーをもう一度押します。