イベント(ソース)ビデオに、気に入らない部分やプロジェクトには使わなさそうな部分が含まれていることがあります。たとえば、ぼけているフレームや画像が乱れているフレーム、あまり印象的でないシーンのフレームなどがあります。
ソースビデオを確認しながら、気に入ったクリップとそうでないクリップを簡単にマークできます。プロジェクトを作成するとき、または友人にビデオを見せるときは、気に入った部分だけを表示するように選択すれば、良いシーンに主眼を置くことができます。
不採用のビデオは削除してしまえば、ハードディスクの空き領域を増やすことができます。
基本ツールを使ってビデオをマークするには:
イベントブラウザで、マークしたいフレーム範囲、あるいは 1 つまたは複数のクリップを 選択 します。
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以下のいずれかの操作を行います:
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気に入ったビデオの場合は、F キーを押すか、「よく使う項目」ボタンをクリックします。
イベントブラウザで、「よく使う項目」としてマークしたフレームの上部には緑色の線が表示されます。
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気に入らないビデオの場合は、R キーを押すか、Delete キーを押すか、「不採用」ボタンをクリックします。
マークしたビデオが非表示になります。(イベントブラウザの下にある「表示」ポップアップメニューから「すべてのクリップ」を選択している場合は、不採用にしたビデオが表示されたままになります。)
「不採用」としてマークしたフレームの上部には赤い線が表示されます。
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イベントブラウザでビデオを再生しながら、「よく使う項目」としてマークしていくこともできます。マークしたい部分の開始位置より前に再生ヘッド(赤い縦線)を移動して、スペースバーを押します。マークしたい範囲の開始位置まで来たら F キーを押し、終了位置に来たら再び F キーを押します。ビデオを再生したままこれを繰り返して、必要なだけマークします。再生を止めるときは、スペースバーをもう一度押します。
高度なツールを使ってビデオを要約再生しながらマークするには:
ポインタを「ツール」に変えて、ビデオを要約再生しながら、特定の部分を「よく使う項目」または「不採用」としてマークできます。好みによりますが、この方法の方が効率的に良いシーンだけに絞り込むことができる場合があります。
高度なツール が入になっていることを確認します。
「イベントライブラリ」で、マークしたいイベントをクリックして選択します。
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「よく使う項目」(塗りつぶした星)ボタンまたは「不採用」(赤い×印)ボタンをクリックします。
ポインタの形状が変わり、それがツールになったことが示されます。
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イベントブラウザで、特定のクリップのサムネール上をドラッグしてフレーム範囲を、または Shift キーを押したままクリップをクリックしてクリップ全体を、「よく使う項目」または「不採用」としてマークします。
この操作を好きな回数だけ繰り返すことができます。
マーカーを切り替えたい場合(たとえば、「よく使う項目」のマークから「不採用」のマークに変更したい場合)は、そのボタンをクリックしてから、ビデオの選択を続けます。
参考:ツールボタンをクリックする前にフレーム範囲を選択すると、ボタンのアイコンが変わります(ボタンにプラス記号が表示されます)。これは、それらのボタンがツールボタンではないことを示します。ポインタは、高度なツールを有効にしていないときと同じように機能します。ボタンがこの状態になっているときに高度なツールを使いたい場合は、クリップ以外のどこかをクリックしてから、ツールボタンをクリックしてください。
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ツールでの作業が終了したら、「ポインタ」ボタンをクリックしてツールモードを終了します。
ビデオのマークを解除するには:
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目的のビデオクリップがイベントブラウザに表示されていることを確認します。
必要に応じて、イベントブラウザの下にある「表示」ポップアップメニュー(下図)からオプションを選択して、目的のクリップをすべて表示します。(たとえば、不採用のクリップを表示するには、「すべてのクリップ」または「不採用のみ」を選択します。)
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以下のいずれかの操作を行います:
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高度なツールを切にしている場合は、イベントブラウザで、「よく使う項目」または「不採用」のマークを解除したいビデオを 選択 して、U キーを押すか、「マーク解除」ボタンをクリックします。
高度なツール を入にしている場合は、イベントブラウザで、「マーク解除」ボタン(上図)をクリックしてから、特定のクリップのサムネール上をドラッグしてフレーム範囲を、または Shift キーを押したままクリップをクリックしてクリップ全体をマーク解除します。
どちらの場合でも、ビデオの上部に表示されていた緑または赤の線が消えます。
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