「iMovie」によりビデオ内のカメラの動きが解析され、ピクチャが反対方向に移動されることにより、画面上で手ぶれ補正されます。この処理では、画像がわずかに拡大されます。クリップのぶれの量により、どのくらい拡大が必要かが決まります。
拡大によって、画像の一部が切り取られます。手ぶれ補正のレベルを調整することで、ビデオの手ぶれを軽減しながら画像をできるだけ残しておくための最適なレベルを見つけることができます。
プロジェクト内で、手ぶれ補正のための解析が済んだビデオクリップの上にポインタを移動すると、クリップの左上隅に手ぶれ補正のレベルを示すアイコンが表示されます:
手のマークがある黒のアイコン:クリップは完全に手ぶれ補正されています。拡大する必要はほとんどあるいはまったくありませんでした。
手のマークがあるオレンジのアイコン:クリップは部分的に手ぶれ補正されており、多少拡大する必要がありました。このため、ビデオの領域の一部が切り取られている可能性があります。
手のマークがある赤のアイコン:クリップは部分的に手ぶれ補正されており、大幅に拡大する必要がありました。ビデオの領域が大きく切り取られている可能性があります。
手のマークに斜線の入った赤のアイコン:クリップは手ぶれ補正できませんでした。
手ぶれ補正したビデオのズームレベルを調整するには:
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プロジェクトブラウザで、手ぶれ補正のための解析が済んだビデオクリップをダブルクリックします。
参考:イベントブラウザでは、ビデオクリップの手ぶれ補正レベルは調整できません。
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表示されるインスペクタの上部にある「クリップ」をクリックして、「最大拡大率」スライダをドラッグします。
手ぶれ補正のレベルを上げるには、拡大率を大きくします(スライダを右に移動します)。画像をより多く残すには、拡大率を小さくします(スライダを左に移動します)。
「完了」をクリックします。